信州激走編

2002 FIFA WorldCup KOREA/JAPAN
パラグアイ代表チーム事前キャンプin松本

さて、世界盃開幕まであと1週間(当時)。全国各地で各国代表チームの事前キャンプが花盛り。延着効果で宣伝効果何十億円とウワサの大分県中津江村をはじめ、色んなところで盛り上がっています。そんなわけで、ここぞとばかりにキャンプ見学でも行ってみようと思い立ったマハー。「生まれついてのトラキチ」を名乗りつつ安芸には行った事が無いというのは秘密です。

・・・さて、25日時点に近畿圏でキャンプを張っているのは岡山県美作町のスロベニア、和歌山市のデンマーク、奈良県橿原市のチュニジア、三重県上野市の南アフリカ、そして三重県鈴鹿市のコスタリカ。どこに行こうか。この選択肢からなら和歌山に行きそうなマハーでしたが、ワタシの目は遙か先に向いていた
パラグアイ代表キャンプ地長野県松本市。
パラグアイと言えばゴールキーパーながらフリーキックもPKも蹴ってしまう「未来の大統領候補」ホセ=ルイス=チラベル様がいるのです!きゃ~。そんな大統領に会うべく松本へ針路を取るマハー号は午前4時過ぎにマハー邸を出発した。
5時間経過。マハー号は木曽川沿いを北上していた。10日間で2度のスピード違反と言う惨事(しかも違反速度は23km/hオーバー×2)に見舞われ金欠全開のマハー号は、もはやお馴染みの一般道激走モードで松本を目指しております。「中央道?何それ」って感じです。しかし、ここで本日最初の問題が!・・・パラグアイの練習は9時開始だと言う事だ・・・!ちなみに現在地からはあと1時間30分は掛かると思われます・・・(汗)。

10時30分。松本市内某所にて現地ガイドに名乗り出てくれたFOOLさんと合流。ここで彼の車に乗り換え、練習会場である松本平運動公園競技場(通称:アルウィン)へと向かう。そこで我々の目にしたものは・・・!既に帰路に着こうとしている親子連れの群れであった。あきらめずにスタンドへ向かうがピッチは既にもぬけの殻。ああっ大統領!ああっサンタクルス!・・・ボクハ何ヲシニココマデキタノ?・・・救いは午後3時よりチラベル大統領のサッカー教室が公開されるとの事で、大統領への謁見は叶いそうです。ほっ。

ひとまず腹ごしらえに信州らしく蕎麦を食べ、気合いみなぎる我々はアルウィンとは逆方向となる北へ向けて車を走らせる。春と夏の間の信州の風は心地よいです。男同士で、会話内容も2ちゃんねらー全開なサッカー会話というのがいかんともしがたいのですが(汗)

松本市内から北へ走る事、およそ1時間。たどり着いたのはアルペンルートの玄関口・大町の少し北に位置する周囲10キロ程度の小さな湖。ここは木崎湖。事情の知らない人には何の事かさっぱりでしょうが、この木崎湖こそ今年の1月から3月までWOWOWで放映された「おねがいティーチャー」の舞台モデルとなったところなのだっ!!ちなみに現地ガイドによると「春休みからゴールデンウィークにかけて地場のBBSにおいて『木崎湖周辺に変な人がたくさん来ているのですが、何かの舞台にでもなったのですか?』との書き込みが確認されている」との事。なんだかイヤ過ぎです。・・・人の事言えませんが。

最初の訪問地はJR大糸線の海ノ口駅。
 オープニングや中盤の山場である小石たん(CV:ペヤング)告白シーンでも使われたポイントです。着くや否や写真を撮りまくるマハー。ダメダメです。さすがに「オープニング風のポーズで記念撮影」はしなかったよ。・・・他には居たみたいだけど。雪の中コスプレしてるグループとか・・・。ホームの撮影を終えて今度は駅舎の中へ。無人駅なので入り放題です。待合室も雰囲気があってイイです。と、ここで机の上に置かれた1冊のノートが目につく。地方の小さな駅で駅員さんが置いてくれていて、駅舎で夜を過ごすライダー(not龍騎)や鉄ちゃん達がメッセージを書き込んで交流を深める・・・ようなごく普通のノート。ただし、何となくアレなオーラが発せられていたりしますが・・・。勇気を出して、表紙をめくる。・・・最初の書き込みの日付は2002年1月21日だった。・・・「個人持ち込み?」・・・更に勇気を出してめくる・・・みずほ先生キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!!!!ついにイラストまで登場。この後、電波入りまくった書き込みや、イラストが続々と描き込まれている。更には1週間交代ぐらいで同じ名前が・・・「また来ちゃいました」・・・って、交換日記してやがるっっ!!頭を抱えつつ書き込んでみるマハー。ダメダメですな。

続いては国道沿いに踏切を眺めます。アニメ通りの場所を何カ所か確認しつつ、そのまま湖の周回道路へ入る。今度の目的地はキャンプ場にある小さな桟橋。

これまたオープニングで登場するトコロです。周りの一般客にバレないように撮影。なんか辛いよ(汗)

この後、松本市内に舞い戻り県内の小中学生向けに開催されたサッカー教室を見学し、大目的は達成。大統領素敵すぎ。萌え。


見学終了後、松本市の有名観光地の一つであるあがたの森へ向かう。ここは学校のモデルになってます。

現地到着後の第一声・・・まんまやん。信号の場所まで一緒ってどういう事ですか!お客さん!!ここでも撮影を繰り返すマハーであった。

最後は松本城を眼下に望む城山公園の展望タワーを目指す。のり弁こと漂介の告白シーンとかで使われた場所。アニメ通りに遠くを見つめつつ写真撮影・・・切なくなってきました。

などとアホな事をしている内に、日も暮れて来たので車の中で代表戦を見て飯食って解散となりました。時に午後11時。ありがとう松本!むっちゃ楽しかったよ!

・・・と、普通ならここで終わるところが終わらないのがマハー流。現地ガイドには「安房トンネルを越えて飛騨路に抜けた方が面白いよ。」と言われていたので素直に高山方面へと走っていたのですが、ここでとある事を思いつく。Uターンし、松本市内へ戻り更に長野方面へ向かう。長野へ来た以上、行かねばならないところがあった。更に長野方面へ走る・・・40分経過。ドリカンも終わろうとした頃、不安を感じ地図を見る
道、間違えてる。それも豪快に。

来た道を30分ほど戻り、別の国道へ突入する。その時、筆者の目の前に予想すらしなかった立て看板が現れた。
「この先、土砂崩れのため通行止め」
・・・勘弁してクワさい。地図を再び見てみると、まともな迂回路が無いことが判明(汗)。イチかバちか、通行止めの待つ国道をひた走る。とても国道とは思えない道を走り抜けて、怪しすぎる迂回路を駆け抜けて、深夜1時前にようやく目的地に到着。ここは
麻績村。一部の人には説明不要なのですが、声優・麻績村まゆ子の芸名の由来となった村である。だからどうした?と言われたらそれまでなのですが、5年近く熱望していた夢がようやく叶いましたよ(汗)。

麻績村での滞在時間はおよそ10分。大急ぎで大阪へ戻らねばならない。今から14時間後にはユニバ記念競技場でイングランド-カメルーンを見なければならないのだから・・・。とりあえず、長野道に乗り松本を目指す。性懲りも無く安房越えを狙っているのだ。途中で1時間ほど仮眠をしつつ松本インターで高速を降り、飛騨高山を目指す。インターのすぐ先にガソリンスタンドをハケーン。ガソリン残量は・・・100キロは行けそうな気がする。多分、大丈夫だ。ゴーゴー!(もっち風に)・・・しかし、この判断がこの後、お約束の悲劇を生み出すこととなる・・・。

マハー号は快調に飛騨高山を目指し、深夜の国道を快走していた。上高地が近い事もあり、道沿いには駐車場が多くある。ガソリンスタンドも沢山ある。これなら深夜のガス欠も安心・・・ってみんな閉まってますがな。不安を感じ、ガソリン残量を再び見る・・・普通に走れればおよそ60キロほど。高山までの距離は70キロ・・・( ̄□ ̄;)。上高地に近づくに従い、その不安は確実に大きくなっていく。念のためにステレオとエアコンの電源を切る。時に午前2時30分であった・・・。

1時間経過。マハー号は上高地を越え、安房トンネルも越え、岐阜県に突入していた。安房トンネル以降、マハー号はATのギアをドライブモードに入れてはいない。完全なる慣性のみで車を走らせているのだ。それほどまでに、マハー号の燃料メーターは危機的な状況を示している。この運転、当然ながらエンジンブレーキの恩恵を授かることは出来ない。要するにフットブレーキのみでの制御。しかも高山への下り道は急カーブが多く、多数のブレーキ操作が要求される。一歩間違えばブレーキが効かなくなる。素人にはお勧めできない・・・。

なんとか山道を下りきり、飛騨高山の温泉街へと突入した。飛騨街道である国道に出れば、ガソリンスタンドの一つや二つはあるだろう。こんな考えを持って、ワタシは飛騨路を走っていた。しかしである。飛騨街道に入ってもガソリンスタンドは見あたらない。確かにスタンドそのものはあるのだが、開いていないのだ。現在時刻は午前4時、当然と言えば当然なのか!?。不安を解消すべく、岐阜ローカルと思しきコンビニに入る。レジにいるのは店長らしき中年男性。頼り無いフリーター男性の数十倍は役に立つ。アクエリアスを買いつつ、早速聞いてみる。

マハー「このあたりで24時間営業のガソリンスタンドってどの辺りにあります?」
店主「南に20キロほど行ったトコロにありますよ。」
マハー「小坂のあたりですか?」
店主「そのちょっと手前ですわ。」
マハー「逆方向なら?」
店主「富山まで無いよ。」
マハー「・・・( ̄□ ̄;)」

かくして、最後の勝負。既にタンクのメーターは無いに等しい。とりあえず、キツい上り坂がないことを祈りつつ南へ向けて車を走らせる。・・・しかし、目の前にはいきなり登坂車線まである急な峠が!(しかも名前が宮村峠。不吉な。)・・・この後も登りは無理せず・下りは慣性の省エネ走法をで山々を突破し、徐々に明るくなりつつあった4時30分。無事ガソリンスタンドに突入し最悪の事態を避けることが出来てのでした。

かくして、最大の危機(注:自滅)を乗り切ったマハーであったが、ここで次なる問題が浮上した。既にお気づきでしょうが、時間の方がそろそろヤヴァくなってきているのだ。現在、マハー号は小坂の町を抜け、下呂温泉郷付近を走っている。自宅到着のタイムリミットまで、あと6時間。下道オンリーで走るにはきわどい時間となりつつある。とはいえ、高速道路使用は極力避けたい。行けるところまで行き、所要時間を逆算した上で高速利用と言うことになりそうだ。などと算段している内に筆者の体の方異変が起きつつあった・・・眠いのである。猛烈に。ここまでガス欠危機という精神の高まった状態だったので気付かなかったのですが、睡眠時間は1時間弱。更にその前日も2時過ぎまで某所のチャットに興じていたため睡眠時間2時間弱。どちらにせよ自業自得やがな!(汗)ひとまず、そのまま運転していたが身の危険を感じ、道の駅に車を止めて1時間ほど睡眠。とりあえずは普通に運転できる状態へ復帰した。・・・時間は既に午前6時。タイムリミットまであと5時間。

午前7時。マハー号は岐阜市内に突入していた。すでに下道だけで自宅に戻るのは無理っぽい。しかし、ここまで来れば最悪の場合でも名神高速に逃げることが出来る。あとはどれだけ高速代を安くできるかだ・・・!

午前9時。マハー号は琵琶湖湖岸道路を疾走していた。滋賀県に入ると日曜の午前中と言うことで交通量が増えてきている。国道8号線は渋滞で通れたものではないので湖岸道路へと迂回したのだが・・・こちらも行楽客で走りにくい状況。裏道を駆使して京都南から高速に乗るつもりだったのですが、どう考えても時間が足りないので瀬田西から名神高速に乗り、午前10時40分。無事帰宅。怒濤の如き30時間の旅は終わりを告げるのであった・・・。

この後、筆者はユニバへ直行。睡眠不足も手伝い、軽い熱中症にかかる羽目となる。試合内容のせいで眠くなったかどうかは・・・言うまでもあるまい( ̄□ ̄;